弁護士が知っておきたい!民法<相続編>改正のポイントと実務
講師
角田 智美 氏(中島・彦坂・久保内法律事務所)
概要
改正法施行(原則2019年7月1日施行) 今こそ再確認のとき主な改正ポイントについて、個別に解説。
後々、トラブルにならないために、遺言書や財産目録は、どのようなことを記載しておき、
どのような体裁に整えておくべきなのかを、実際の使った書式例などを用いて詳しく解説。
すでに施行されている「自筆証書遺言の方式緩和」により、依頼人にアドバイスする際に気をつけてなければならない点や、 「自筆証書遺言保管制度」がスタートするまでの間、弁護士に求められる役割などに言及。
4月に施行された「配偶書居住権」の規定は、どのように考え、どのような場面で役立てることができるのかをわかりやすく解説。
講義内容
1. 配偶者の居住権を保護するための方策(2020年4月1日施行)
- 長期的な配偶者居住権
- 配偶者短期居住権
2. 遺産分割に関する見直し
- 夫婦間の居住用不動産の贈与
- 仮払い制度
- 一部分割
- 遺産分割前の財産の処分
3. 遺言制度に関する見直し
- 自筆証書遺言の方式緩和(2019年1月13日施行)
- 自筆証書遺言保管制度(2020年7月10日施行)
4. 遺留分制度に関する見直し
- 金銭支払請求
- 裁判所による相当の期限の付与
- 遺留分侵害額の算定方法の見直し
5. 相続の効力等(権利及び義務承継)に関する見直し
- 権利の承継(対抗要件)
- 義務の承継
- 遺言執行者がいる場合
6. 相続人以外の者貢献を考慮するため方策
- 相続人以外の者の特別の寄与
講師詳細
講師名
角田 智美 氏 (中島・彦坂・久保内法律事務所)
プロフィール
平成23年弁護士登録(64期)・東京弁護士会所属
大東文化大学法学研究所講師
東京弁護士会新進会員活動委員会委員長
学校法人大東文化学園公益通報委員
東京弁護士会中小企業支援法律センター事業承継プロフィールチーム座長