これだけ知っとけば何とかなる! 交通事故 関係先別 交渉・対応方法
講師
西原 正騎 氏(インテグラル法律事務所 弁護士)
概要
交通事故事案への対応には、依頼者・相手方といった当事者以外の関係先への対応や交渉も必要となります。 これら当事者以外の関係先には、どのような特徴があり、対応にはどのような特殊性があるのか。関係先ごとに解説! 話すことや交渉が苦手な経験の浅い若手弁護士でもきちんとした対応が身につく 普段交通事故と手がけていなくても 各種関係先への交渉・対応がわかるセミナーです。
交通事故事案における「保険会社」「警察等捜査機関」「医療機関、その他」への対応が関係先別に 詳しく解説します。
講義内容(約58分)
1章:保険会社編
自賠責と任意保険の違い
交通事故証明書から相手の自賠責保険がわかる(資料1参照)
保険会社の事故担当者との交渉、弁護士法72条や利益相反との関係について
被害者側と加害者側で何か気を付ける点はあるか?
一括請求について
同意書の存在(資料2参照)
打ち切りを言われた時の対処法 1.対保険会社 2.対依頼者
保険会社基準とは何か?従う必要があるのか?
保険会社の担当者が考えていること及び扱い方のアドバイス
2章:捜査機関編(0:22:00)
捜査はどの警察署が行うのか
交通事故直後どこに連絡をして、何を聞けば良いか
実況見分調書の作成に立ち会う意味
危険運転致死傷罪の2類型と過失運転致死傷罪の区別は分かっておこう
刑事記録の入手方法
1.加害者が不起訴の場合
2.刑事裁判中の場合
3.刑事裁判が確定した場合
被害者参加について
自分で証拠を収集する方法について
3章:医療機関、その他編(0:35:49)
1、医療機関編
窓口で健康保険は使えないと言われたらどうすればよいか?
依頼者から健康保険は使いたくないと言われたら(健康保険を使うメリット、デメリットについて)
主治医との関係の築き方
後遺障害診断書について
事前認定について(被害者請求の場合との違い)
後遺障害の認定に納得できない場合の対応法
通院を躊躇する依頼者に対して何と説得すればよいか
2、その他、対当事者との関係等
直接相手方当事者とやりとりをする際の代理人としての心がまえと最初の挨拶の仕方
相手方当事者から「全て賠償する」と言う内容の念書があるから全て賠償しろと言われた場合
依頼者から代車を使いたいと言われた場合の対応方法
新車だったので、新しいものを買い替えて欲しいと言われた場合
(物理的全損と経済的全損について)
最後に
今後交通事故事件、訴訟を手掛けていく上での心構え
こんな弁護士におすすめ
・修習生や、弁護士になりたての方、これから交通事故をやっていこうと思っている方、また思いがけず交通事故を受任してしまった弁護士向け ・細かい理論よりも今さら人には聞けない基本的な事項や、実際にどこに電話してどのように話したら良いとか、交渉のコツ、またこんなこと言われて困ったなというときの対応を機関毎に分けて紹介、解説
配布資料
・レジュメ ・交通事故証明書(見本) ・同意書(見本)
講師詳細
講師名
西原 正騎 氏 (インテグラル法律事務所)
講師紹介
東京弁護士会法教育委員会委員
東京弁護士会法教育委員会若手会員総合支援センター委員
日弁連高齢者・障害者権利支援センター幹事
著書一覧
『改訂版交通事故実務マニュアル』 ぎょうせい
『判例セミナー不法行為医療事故』 ぎょうせい
『3・11震災法務Q&A』 三和書籍
『債権法改正を考える』 第一法規
『遺言書作成・遺言執行マニュアル』 新日本法規
『Q&Aでわかる民事執行の実務』 日本法令
『ガイドブック民事保全の実務』 創耕舎
『遺言書作成遺言執行実務マニュアル』編集委員 新日本法規
『お墓にまつわる法律実務』 日本加除出版
『間違いだらけの相続&贈与』 日経BP社