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—初歩的・形式的事項からおさえる— 裁判官に「わかってもらえる」民事裁判書面作成の工夫

講師

寺内 康介 弁護士(骨董通り法律事務所)

概要

民事訴訟における書面起案について、裁判官経験のある弁護士が解説します。具体的には、文字装飾・略語定義などの形式面から、論理の組み立て方、
証拠引用のポイント、読む気にさせる書面の分量についてなど、
裁判官目線で読みやすく・わかりやすい起案のポイントを伝授します!

講義内容

1 総論

・なぜ裁判官に理解しやすくする必要があるか
・裁判官は忙しい?
・一言でいうとどんな書面が求められるか
・どの程度「読ませる工夫」が必要か

2 まずは形式面をおさえる

・書式
・一文・書面の長さ
・強調のための下線、太字、カラー、マーカー(ハイライト)
・段落分け、空白行
・語句の定義
・同年の使い方
・脚注

3 わかりやすくする工夫

・証拠の引用
・証拠説明書の活用
・表題(小見出し)の工夫
・図表・一覧表の活用
・論理の組み立て方
・専門用語・業界用語・ネットスラング

付属資料

・講義レジュメ

参考書籍

「裁判書類作成・尋問技術のチェックポイント 」 髙中正彦・加戸茂樹・市川 充・岸本史子・安藤知史・吉川 愛・寺内康介/著
弘文堂/2,750円(税込)

講師詳細

講師名

・寺内 康介 氏 (骨董通り法律事務所 弁護士)

プロフィール

裁判官として約10年間、主に民事裁判を担当。
うち2年間は訟務検事として、国が当事者となる各種訴訟の代理人を務める。
2020年4月、弁護士登録

著書

「裁判書類作成・尋問技術のチェックポイント」弘文堂〔共著〕ほか