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法律相談の留意点から実務でつまずきやすいポイントまで 中小企業の債務整理 破産・民事再生編

講師

宇田川 敦史 氏(桜橋法律事務所 弁護士)

概要

法人の破産・民事再生申立における留意点、事件処理のコツを体得する!
法人の破産・民事再生申立手続きは、個人のそれらと比べ、債権者や取引先、従業員など多数の関係者を巻き込みます。
それ故、正確・迅速な処理が求められることはもちろん、手続きをスムーズに進めるには、各関係者の立場や心情にも 配慮しながら適宜ポイントを押さえた処理ができることが極めて重要となります。
本セミナーでは、中小企業の破産・民事申立手続きに関して、法律相談での留意点から申立手続きの一連の流れ、 そして債務会社の従業員対応など、実務上つまづきやすい問題についても丁寧に解説していきます。 書籍を読むだけでは得られない、手続きの具体的イメージと事件処理のコツを本セミナーで体得してください。

講義内容

1.法人破産申立

(1)現状把握
    法律相談の心構え/聴取ポイント
(2)方針決定
    代表者の意向、間違った理解を正す/再建可能性/代表者の債務整理/重要な費用の説明
(3)スケジュール
    申立予定日の決定に考慮すべき事項/情報管理の重要性/従業員の協力
(4)申立準備
    議事録・同意書の準備/債権者一覧表や財産目録作成における留意点
(5)保全
    現預金の引き継ぎ/重要品の保管/商品持ち出し等の措置/継続的供給契約の対応
(6)従業員対応
    従業員の処遇(即日解雇・予告解雇)/従業員への説明時期/解雇の際の留意事項/未払賃金立替払制度
(7)申立後対応
    受任通知の発送/管財人への引継ぎ/債権者からの問い合わせ

2.民事再生申立

(1)民事再生手続きの概要
    資金繰りの重要性/申立から再生計画認可決定までの5ヶ月間スケジュール
(2)方針決定
    代表者の意向、経営続投か、スポンサーの意向は?
(3)スケジュール
(4)裁判所への事前相談等
    裁判所への事前連絡/従業員説明会/申立代理人の関与
(5)保全処分
    保全処分の異議/標準的な保全処分/標準的でない保全処分
(6)監督委員
    同意事項/裁判所への報告/共益債権化の承認・手続き
(7)債権者対応
    債権者説明会(申立直後)のポイント/債権者との質疑応答のポイント
(8)申立後に必要な手続・書類 
    月次報告書/財産評定書/報告書/計画案草案/認否書/再生計画案

このような弁護士にオススメ

・中小企業の債務整理を取り扱うすべての弁護士
・中小企業の債務相談に自信をもち、依頼者の経済的再生に役立ちたい弁護士
・中小企業の債務整理手続きを、的確・スムーズに進めるノウハウを知りたい弁護士

付属資料

・講義レジュメ

講師詳細

講師名

宇田川 敦史氏(桜橋法律事務所代表弁護士)

経歴(役職等)

2008年 明治大学法学部法律学科 卒業
2010年 明治大学法科大学院法務研究科 修了
2011年 司法修習 修了
2014年 慶應義塾大学大学院商学研究科 修了
2014年 SMBC日興証券株式会社M&Aアドバイザリー本部 勤務
2016年 _井総合法律事務所 勤務
2019年 桜橋法律事務所 開設、代表

執筆・出演・講演等

執筆等

・『破産手続書式集【新版】』(2018年、共著、慈学社)
・『金融機関の法務対策5000講(III巻 貸出・管理・保証 編)』(2018年、共著、きんざい)
・『金融機関の法務対策5000講(V巻 回収・担保権の実行・私的整理・法的整理 編)』(2018年、共著、きんざい)

セミナー・講演等

2018年9月 東京商工会議所足立支部「民法改正 取引・契約の注意点」
2018年7月 東京商工会議所品川支部「民法改正 取引・契約の注意点」
2017年10月 東京商工会議所杉並支部「民法(債権法)改正のポイント」