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裁判所目線でスムーズな処理!書記官の痒いところに手が届く同廃事件処理

講師

山田 英男 氏(鎌倉法律事務所 代表弁護士)

概要

同時破産申立手続きをステップごとに具体的に解説破産申立事件では、代理人弁護士が依頼者に適切な指示を出しながら様々な書類を整え、債権者をはじめとする利害関係者の対応をしていかなくてはなりません。とりわけ、管財人が選任されない同時廃止事件では、申立代理人が、きちんと申立人の債務と財産を調査し、正確な申立処理をする責務を負っています。本セミナーでは、破産申立事件はもちろん、管財人実務にも経験豊富な弁護士が、的確でスマートな申立処理に必要な、裁判所目線での事件処理のポイントや、書籍で勉強するだけでは掴みきれない実務上のポイントをわかりやすく解説します。修正や追完を要求されない申立準備のノウハウをぜひ身につけてください!

こんな弁護士におすすめ

同時破産申立事件の手続き全般、実務上注意すべき点を効率的に学びたい弁護士 裁判所目線で、破産申立手続きを効率的・的確に行いたい弁護士 依頼者の経済的更生にも関心がある弁護士

講義内容

1. 同時廃止事件とは

破産法が同時廃止を設けた趣旨 同時廃止事件の流れ

2. 申立代理人の責務

申立代理人はどのようなスタンスで申立をすべき

3. 法律相談での留意点

相談での聴取事項 相談を受ける際の注意点 依頼者の嘘を防ぐために重要なこと

4.受任直後に行うべきこと

申立時期の見込みの決定 どのような事情を斟酌すべきか 3ヶ月はイエローカード、6ヶ月はレッドカード! 受任通知の発送、通知発送前に注意すべきこと 申立書記載事項の聴取 特に注意して聴取すべきポイント 「生活費」と「返済」は徹底的に突っ込め! 確認を忘れやすい財産に注意! 破産に至った経緯を把握 聴取内容に整合性はあるか 疎明資料の収集の開始 受任当初に依頼者に注意すべき事項、注意の伝え方

5.申立ての準備

債権届、取引明細等の確認 債権届けは届き次第直ちに確認! クレジットカードの利用明細で気をつけるべき履歴 預金通帳のチェック どのような内容に注意して取引履歴をチェックすれば良いか 定期的な面談 月に一度は面談を。面談で注意すべきポイント 疎明資料の収集 すぐに準備できるものとできないものがある/資料の準備の苦手な依頼者対応 債権者からの問い合わせ対応

6.申立書の作成において気をつけるべきこと

裁判所の定型書式を守る 裁判所の定型書式で満足しない 〜追完を求められやすい点をケアする 疎明資料準備の注意点 家計の状況は力を入れて作る 破産に至る事情作成のポイント 〜具体的・合理的な説明を

7.申立て〜開始決定

免責不許可事由がある場合にどうするか 当初から免責調査型の管財事件として申し立てる場合 資産調査型の基準に該当するが、微妙なケース

8.免責審尋〜免責許可決定について注意すべきこと

9.事件終了後に新たな債権者が発覚した場合

10.依頼者の真の経済的更生に向けて

依頼者の経済的破産の原因を分析する 原因に対してアプローチを試みる

付属資料

・講義レジュメ

講師詳細

講師名

山田 英男 氏 (鎌倉法律事務所 代表弁護士)

プロフィール

神奈川県弁護士会所属
平成24年4月 鎌倉法律事務所開業
高齢者と障がい者の権利に関する委員会委員
法テラス神奈川民事法律扶助審査委員
元(公財)神奈川産業振興センター相談員 | セミナー等 | 平成29年度横浜市市民法律講座(相続)講師
平成30年度鎌倉市市民法律講座(成年後見制度)講師
「債務整理とソーシャルワーク」セミナー講師
第28回神奈川人権研究交流集会講師(高齢者犯罪)
71期司法修習生七月集会講師(累犯障がい者等への更生支援
神奈川県更生支援福祉ネットワーク研修講師(刑事弁護の手続)
TSネットセミナー講師(刑事事件における司法と福祉の連携)
その他弁護士会の研修会等の講師多数