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使用者側の弱点を突く!残業代請求 労働時間の算出と立証

講師

大久保 修一 氏(旬報法律事務所)

概要

労働事件の残業代請求事案について、労働事件解決のパイオニアである旬報法律事務所が実際にどのような事件処理をしているのか、そのノウハウを学べるのが本セミナーです。おさえるべき基本知識や判例はもちろん、書籍ではなかなか学ぶことができない、法律相談から実際の事件処理方法まで、実務上の注意すべきポイントを織り交ぜながら、具体的にわかりやすく解説!特に労働者側弁護士として、すぐに実践できるノウハウが満載です。 法律相談から訴訟遂行まで、残業代請求実務において必要な知識や実務処理について、同分野に実績豊富な旬報法律事務所の講師が徹底解説! 適時重要判例を盛り込み、様々な事例における具体的な計算方法や使用者側の反論対策まで充実した内容です。本セミナーを、先生方のより良い事件解決のために是非ご活用ください!

こんな弁護士におすすめ

労働事件を扱うすべての弁護士(特に労働者側) 残業代事件の事件処理手順と実務のポイントを詳しく学びたい弁護士

講義内容

1.はじめに

何を聴き取るか 残業代請求のポイント 労働契約、就業規則、労働協約、労基法の優劣関係 労働時間・休日・休憩時間の原則と例外

2.時間単価

総論 労基則 出来高払いの場合など 割増賃金の基礎賃金/算定除外賃金 所定労働時間数の算出/年間所定労働日数・時間数/月平均所定労働時間数 留意事項(端数処理、1年の始期・終期と支払い対象期間、就業規則等に所定休日の明確な規定がない場合など)

3.労働時間

定義 労働時間かどうかの具体的判断9つの事例 労働時間の立証方法12の事例

4.割増率

概要 法内残業・時間外労働・法定休日 月60時間超の時間外労働 法定休日労働 深夜労働 所定内労働・法内残業・時間外労働・法定休日・深夜労働の関係

5.モデルケースで残業代計算

時間単価(基礎賃金、月平均所定労働時間数、時間単価) 残業時間(法内残業、時間外労働、深夜労働と休日労働、残業時間数) 割増率 残業代の金額

6.使用者側の反論・抗弁

実労働時間の否認 管理監督者の抗弁 みなし労働時間制の抗弁 固定残業代の抗弁 変形労働時間制の抗弁

7.その他留意点

消滅時効について 遅延損害金 付加金 手続き選択について

講師詳細

講師名

大久保 修一 氏(旬報法律事務所 弁護士)

経歴(役職等)

日本労働弁護団東京支部事務局
ブラック企業被害対策弁護団副事務局長

主な担当事件

「アリさんマークの引越社事件・東西弁護団(集団的残業代、在職者解雇、不当労働行為等)」
「ブラックバイト訴訟弁護団(刑事告訴(一部略式命令)、残業代・損害賠償等)」
「パワハラ・セクハラ経営者との労働組合闘争弁護団(パワハラ・セクハラに対する集団的損害賠償、刑事告訴等)「保険外交員搾取被害弁護団」等