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被害者に損をさせない 交通事故の正しい保険の使い方 〜人身傷害保険編〜

年間相談件数2,000件を超える「交通事故被害者の救世主」が 「人身傷害保険の仕組み」と「人身傷害保険を利用した解決法」を徹底解説!

講師

平岡 将人 氏(弁護士法人 サリュ 前代表弁護士)

概要

自身にも相当の過失があると考えられる場合、相手方の資力が十分ではないと見込まれる場合等には、
相手方に対する請求だけでは十分に損害を回復できないことも多い。
その場合、相手方に対する損害賠償請求だけに固執せず、人身傷害保険という自分の保険を
使うことは、被害回復のための有用な手段の1つです。

依頼人に損をさせないための人身傷害保険の仕組みと人身傷害保険を利用した解決法を
多くの交通事故事案を解決してきた経験を持つ講師が直伝。

講義内容

1.モデル事例

・事例の概要

・資料:損害費目・損害額一覧

・加害者が任意保険に加入している場合

2.人身傷害保険 基礎編(04:06)

・過失割合があっても、人傷保険金と対人社賠償金の組み合わせ次第で満額賠償金が獲得できる可能性がある

・資料:損害費目・損害額一覧

・人身傷害保険から保険金を受け取ることができ、しかも対人社に対し損害賠償請求が可能

・対人社に対し先行して人身傷害保険の保険金を受領する「人傷先行型」とは

・最高裁判決と裁判基準差額説

・対人賠償先行の場合はどうなるのか

・まとめ:請求の順序がとても大切

3.人身傷害保険 約款編(22:26)

・人身傷害保険の原則といわゆる「読み替え規定」について

・「過失部分払条項」について

4.人身傷害保険 課題編(30:31)

・自賠責保険金をめぐる争い

・人傷先行型のデメリット

・人傷社が自賠責保険金を超過回収した場合

・下級審裁判例とそのポイント

・協定書に注意

5.人身傷害保険 実践編(51:37)

・人傷先行と対人賠償先行をフローチャート的に検討

・過失部分払いの約款の注意点

・過失割合が少なく、賠償総額も多くないケース

・過失相殺される部分の金額が大きい場合

こんな弁護士におすすめ

・交通事故事案を強化したい弁護士
・これから交通事故事案を手がける弁護士
・人身傷害保険の仕組みと人身傷害保険を利用した解決法を学びたい弁護士

講師詳細

講師名

平岡 将人 氏 (弁護士法人サリュ 前代表弁護士)

講師紹介

昭和52年、埼玉県生まれ。中央大学法学部卒業後、
平成18年弁護士登録時より弁護士法人サリュに在籍。
平成26年より同法人の2代目の代表に就任。
交通事故における障害者の差別的な運用にNOを突きつけた、
さいたま地裁平成27年3月20日判決(控訴審東京高裁平成28年1月20日判決)
など数多くの実績を残す。
「お客様の喜びがサリュの喜び、常に本気の事務所を目指して」
多くの弁護士・リーガルスタッフとともに、日々邁進している。

第一東京弁護士会 所属/元埼玉弁護士会人権擁護委員会所属(副委員長)
第一東京弁護士会人権擁護委員会所属/日本交通法学会所属/経営法曹会議所属

著書一覧

「国・裁判所・保険会社の不合理な真実虚像のトライアングル」(幻冬舎)を
はじめ、多数の著作を執筆するほか、「後遺障害等級14級9号マスター講座」等
の交通事故被害者を救う賠償交渉のノウハウに関するセミナーで講師を務める。