舞い込んだ刑事事件でも、打つ手がわかる「刑事弁護アップデート講座」
依頼人が起訴される前の段階で弁護活動として、不起訴処分獲得のための対応、起訴猶予を得るための活動を解説!
講師
岩本 憲武 氏 (弁護士法人モッキンバード法律事務所・弁護士)
概要
国選弁護を卒業して、刑事事件は受けないことにしている弁護士も多数。
しかし、紹介や顧問先からの懇願で刑事弁護を受任せざるを得なくなることも今後、想定される。
本セミナーでは、普段刑事弁護を受任しない先生に向けて、
依頼者が満足するための、起訴前弁護活動と起訴後弁護活動でのポイントを解説します。
講義目次
自己紹介
本講義の目的【よくある事例を題材に現在の刑事実務に対応した弁護活動のポイントを学ぶ】
- 刑事実務全体が大きく変化する中で弁護活動にもアップデートが必須に
第1 捜査弁護で重要な3つの対応
- <検討の題材とする事例>
- 1.取り調べへの対応(0:09:25)
- 良くないアドバイスの例
- 検討の前提となる視点とは
- 正確な事実が本人にも弁護人にも不明
- 供述は捜査機関により証拠化される
- 取調べ対応には明確な指示が求められる
- 基本的な対応
- 黙秘を指示する場合のアドバイス例
- 供述を指示する場合のアドバイス例
- 2.勾留への対応(0:30:05)
- 勾留への対応に関する統計データ(全国)
- 刑事訴訟法60条1項2号
- 暴行や前後の状況が映った防犯カメラ映像など
- 刑事訴訟法60条1項3号
- 勾留の必要がないこと
- 意見書や準抗告申立書の添付資料
- 3.被害者への対応(0:46:12)
- 被害者の立場で考える3原則とは
- 被害者対応を巡る近年の動きと対応
- その他の留意点
第2 公判弁護における3つのキーワード(1:00:35)
- <検討の題材とする事例>
- 1.ケースセオリー(1:05:24)
- 量刑が問題となる事件のケースセオリー
- 本件のケースセオリー
- 犯情
- 一般情状
- 2.証拠の任意開示(1:15:21)
- ケースセオリーを検討する上で生じた疑問
- 公判前整理手続における証拠開示手続
- 類型証拠開示
- 主張関連証拠開示
- いわゆる「任意開示」
- 3.被告人質問先行(1:26:43)
- 被告人質問先行方式とは
- 被告人質問先行の注意点
こんな弁護士におすすめ
・普段、民事事件のみ扱う弁護士
・企業法務の多い弁護士で刑事弁護の経験が少ない弁護士
・改めて刑事事件に取り組みたいと考えている弁護士
講師詳細
講師名
岩本 憲武 氏(弁護士法人 モッキンバード法律事務所・弁護士)
講師紹介
弁護士法人 モッキンバード法律事務所・弁護士(51期)
元最高裁判所司法研修所 刑事弁護教官
東京大学法科大学院客員教授