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「相談力」「解決力」に差をつける!相続事件実務の真髄

講師

森元 みのり 氏(森法律事務所・弁護士)

概要

話を聞くだけで即座に見通しを立て、依頼者有利に導くために必要なこととは「あるものを分けるだけだから何とかなる」と安易な気持ちで相続事件に取り組んではいませんか?
相続法は実体法・手続上のルール・判例が精緻に構成されており、それを意識せず漫然と事件処理を進めると気が付かないうちに穴に落ち込むことも多くあります。
逆に、そうした法的枠組みがいったん頭に入れば、あとは相談者の話を聞くだけで即座に見通しを立てて回答したり、依頼者に有利になるよう作戦を練ったりできるようになります。

Q. 遺産分割前に、相続税支払等のため、遺産不動産を何の取り決めもなく売却するとどうなるか?
Q 相続人の1人が被相続人の預金を使い込んでいた、使途不明金として主張するか特別受益として主張するか?
Q ローン付賃貸住宅について代償分割の金額に折合いがつかないとき、審判に移行したら解決するか?
Q 相続人が現物分割を希望している土地について、裁判官が審判で分筆方法を決めてくれるか?

これらの質問に即座に回答できないならば、是非本セミナーにご参加ください。
選ばれる弁護士になるために、本セミナーで、ワンランク上の「相談力」「解決力」を身につけてください。

こんな弁護士におすすめ

・相続事件を扱うすべての弁護士
・特別受益制度、遺産分割調停制度などの枠組みを学びたい弁護士
・相続事件における実務のポイントを詳しく学びたい弁護士

講義内容

1.相続制度の法的枠組(3:12)

設例1 (3:24) 生命保険 (6:58) 家賃・遺産売却代金 (14:20) 貸金1000万円 (24:52) 銀行ローン (30:18) 結論 (34:31)

2.親族法の理念と相続法の理念の違い (35:33)

例1)内縁の配偶者 (37:40) 例2)特別受益 (41:48) 設例2 (41:54) 設例3 (43:15) 配偶者短期居居住権と最高裁判例の違い (49:18)

3.特別受益制度の枠組の理解 (58:32)

建物の無償利用 (1:03:04) 設例4 (1:03:04) 金銭的利益 (1:05:58) 設例5 (1:05:58) 耐久消費財 (1:06:55) 設例6 (1:06:58) 学費  (1:08:21) 婚姻関連費用 (1:11:09) 継続的な資金援助 (1:12:18) 生命保険金と特別受益 (1:14:10) 設例7 (1:17:29)

4.特別寄与制度の枠組の理解 (1:21:36)

特別寄与共通認定要件 (1:28:27) 療養看護型特別寄与 (1:31:27) 家業従事型特別寄与 (1:36:17) 金銭出資型特別寄与 (1:38:17) 財産管理型特別寄与 (1:39:10) 扶養型特別寄与 (1:40:44) 特別寄与料請求権 (1:41:27)

5.遺産分割調停制度の枠組の理解 (1:43:18)

段階的進行方式(実務)(1:45:06)

6.遺産分割審判制度の枠組の理解 (1:50:20)

分割の順番 (1:51:23) 現物分割の例外 (1:52:42) 実務 (1:55:00)

受講者の感想

・理念や理屈から丁寧に説明してくださったので、依頼者への説明の仕方に今後自信が持てる気持ちがしました。文献を読むだけではなかなか読み流してしまって、真に理解したとはいえないポイントをわかりやすく押さえていくことができたので、今後の相続案件の相談や勉強が楽しくなりそうです。苦手意識がなくなった気がします。(神奈川県 66期)

・弁護過誤になりうる注意点など具体的場面で役立つポイントを教えていただけたことは大変よかった。これと、倫理面が合わさった点でも勉強になりました。また、特別受益寄与分の実務上の処理についても大変勉強になりました。(千葉県 65期)

付属資料

講義レジュメ

講師詳細

講師名

森元 みのり 氏(森法律事務所 弁護士)

経歴(役職等)

森法律事務所副所長
東京大学法学部卒
東京弁護士会所属(59期)

執筆・出演・講演等

「弁護士のための遺産相続実務のポイント 〜遺産分割・遺言無効・使途不明金ほか遺産分割の付随問題」(日本加除出版)
「改正相続法の論点 新たな紛争解決のための弁護活動指針」(レガシィDVD)等